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2018.0914(金)体験講座「鏨でミニ板錺制作」@静岡浅間神社参集殿 [ものづくりびと]

2018年9月14日(金)10:00〜
静岡市葵区の静岡浅間神社内の参集殿にて行われた、
体験講座「鏨でミニ板錺制作」に参加して来ました。

会場は、こちら
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「参集殿(結婚式場)」の2階でした。

会場案内です。
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要所要所に人が立ち、わかりやすく案内してくださいました。

「静岡浅間神社」では平成の大改修が行われていて、
現在は、神部神社・浅間神社の楼門(ろうもん)の漆・彩色塗り替え工事中です。
その楼門の装飾の錺金具(かざりかなぐ)や彫刻を
修復のために取り外しているのですが、その一部を、
社殿に取り付ける前に、境内にある「静岡市文化財資料館」で
特別公開しています。
その特別公開を記念して、行われるのがこの講座です。
なんと、日光から錺金具職人さんたちがいらしてくれて、
2日間にわたり錺金具のワークショップの講師をしてくださるというもの。
静岡市では初の試みだそうです。

本日の課題がこちら。
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えっ!これをどうするというのか???

本日の講師です。
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日光東照宮御用達錺職人・有限会社「鈴木錺金具工芸社」の
芦谷流八代目「鈴木正男」さん(写真中央)、
九代目「鈴木崇」さん(写真左)。
この日やる作業の説明をしてくださっています。

お二人の仕事ぶりはこちらで!

鈴木さんが見本を見せてくださいました。
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これです!
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これです!!
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「七々子彫(ななこほり)」という工程です。
まずは練習。
初めてやるので、どうしたらいいのか?全くわからない。
恐る恐るやったにもかかわらず、加減がわからず、
鏨(たがね)の先っちょを曲げてしまったのは、ぱらぽんです。
本当にどうもすみません。
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本当に、とても、難しかったです、はい。

少しの練習の後、始まった本番。
1列目。
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ため息しか出ません。
この日、老眼鏡を忘れたので、ほぼ手探りな感じ。
と言っても、それは言い訳にならないくらい、難しい。
無駄に力を入れずに、同じ調子で均一になるようにするのが、
ほんと難しい。
会場の様子です。
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使わせてもらった道具と、作品。
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まっすぐ打つためにガイドラインを引く時に使う、
鉛筆の削り方に驚きました。

さて、本日の成果です。
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写真上が、お手本。
写真下が、ぱらぽん作。道に迷っているかのようですね。
鏨の選び方から、なってなかった気がします。
それでも、この技術がすごいことなのだとわかったのは、良かったです。
職人さんを尊敬します。

せっかくなので、職人のすごさを見学していきましょう!
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ここで展示されている「錺金具」や「彫刻」が、
もうすぐ「楼門」に取り付けられます。
まだ見られるうちにご覧になってください。
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この体験講座を企画してくださった「静岡市文化財資料館」の皆さま、
教えてくださった職人の皆さま、ありがとうございました。
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「静岡市文化財資料館」の説明は、こちらで。

最後に「飾り職」「飾り金具の基本」について、
配られた資料を引用しておきます。
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《飾り職とは》
 飾り金具をつくる「飾り師」は、「飾り屋」「飾り職」とも言われた。
飾りは昔「錺」という告示を用い、金属加工技術の「鎚(つい)金」のこと。
金属板をカナトコに置いて、カナヅチでたたいて造形する。
技法は中世の銀(しろがね)細工のものを受け継ぎ、
職業としては近世になって独立した。
 金属を鏨(たがね)で掘る彫金、細金細工、ロウ付け、鍍(と)金などの
金属表面処理の技法を取り入れ、
クサリ・指輪・カンザシ・キセルやタンス・長持などの家具の金物。
また、仏具・山車(だし)・ミコシの金具、
神社・仏閣の家形(やかた)飾りなどをつくった。
そのため、扱う製品でカンザシ飾り屋、
神社・仏閣の建築に使われる板ものの板飾り屋など
専門的に呼ばれる。また飾り職の系統から。
装身具の流行に伴い、近代に入って首飾り、宝石箱、コンパクトなどを
専門に作る金銀細工師も出てきた。

《飾り金具の基本》
 飾り金具は、カラクサのような模様と、地の部分がある。
地の部分は、ナナコ(魚子・七々子・納々子)といっている。
粟粒を半分に割って伏せて並べたように見える部分である。
飾り師にとって模様とナナコ打ちは、
フィギュアスケート競技のフリーと規定のような関係にある。
 飾り師になるには、この地の部分のナナコ入れが完全にできないと
一人前になれない。何回も何回も練習して、正確に打てるようにする。
途中で休めば全体の調和が乱れ、失敗作となってしまうため、
精神を集中させ、人宅強く打ち続けなければならない。

最後に、「錺職人」さんたちのすごさがわかる動画を
もう一度、貼っておきます。

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